芸術教育における
芸術担当教員等研修事業とは?
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文化庁では、芸術系大学等と連携し、芸術系教科等を担当する小学校、中学校、高等学校等の教員等向けに、実演鑑賞なども含む実践的な研修を行っています。研修を通じて、教員等の資質・能力の向上を図り、芸術教育の充実につなげることを目的としています。なお、参加手続き等の詳細については、教育委員会等を通じて御連絡いたします。
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教科・科目等
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小学校音楽科
図画工作科 -
中学校音楽科
美術科 -
高等学校芸術科
(音楽、美術、工芸、書道)
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受講対象者
- 小学校、中学校、義務教育学校、高等学校、中等教育学校又は特別支援学校の教員等であって、芸術系教科等を担当している者又は予定している者
- 都道府県、指定都市教育委員会等の指導主事等
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参考スケジュール
※令和7年度のスケジュールとなります。年度ごとに変更の可能性がございます。← スクロールできます →
このようなことに
困っていませんか?
- 学習指導要領の理解に自信がなく、“評価”等に苦手意識を持っている。
- 学び直し・スキルアップの機会がなく、授業の幅を増やしにくい。
- 子どもたちの興味を引きだす工夫が分からず、授業が単調になりがち。
- 他校の先生が実践している取り組みや指導の最新動向に触れる機会が少ない。
研修の特徴
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学習指導要領に沿った
“授業に直結する”実践研修文化庁主催のため、教員が授業設計で必ず拠り所にする学習指導要領の考え方に基づいた内容を体系的に学べます。「すぐ授業で使える」実践知が中心の研修です。 -
多彩なテーマから
選択できる貴重な機会芸術系教科・科目は研修機会が限られがちですが、本研修では多様なテーマの研修を継続的に実施しています。現場で求められる指導のポイントを、専門性の高い講師陣から直接学べます。 -
教員同士の交流が可能芸術系教科・科目は学校内で「1教科=1人」になりやすく、相談相手が少ないことも。本研修では全国から同じ教科の教員が集まり、グループワーク等を通じた交流が生まれます。
研修概要
実践的な研修に参加してみませんか?
1.伝統音楽指導者研修会
音楽を担当する指導主事等に対し、学習指導要領に基づいた我が国の伝統音楽の指導に係る研修を行い、受講者が各地域において本研修内容を踏まえた研修の講師等としての活動や各学校への指導・助言を行うことによって、我が国の伝統音楽の指導の充実を図ります。本研修では、和楽器の奏法から授業づくりまで、幅広く学べる実技と実践コースを用意しています。
実技コース
和楽器の奏法、伝統的な歌唱の実習や講義等を通して伝統音楽に触れるとともに伝統音楽の指導方法についての研修を行います。令和7年度は9つのコースを実施し、103名の教員等が受講しました。
各コースの実施風景
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箏曲(山田流)
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箏曲(生田流)
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尺八(都山流)
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長唄三味線
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邦楽囃子(大鼓、小鼓、太鼓)
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邦楽囃子(篠笛)
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長唄
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伝統的な歌唱・箏曲(山田流)
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伝統的な歌唱・謡曲(宝生流)
授業実践コース
実技指導も伴いながら新しい学習指導要領の趣旨を踏まえた伝統音楽の指導方法についての研修を行います。令和7年度は「箏」を題材とした研修を実施し、58名の教員等が受講しました(題材は年度毎に異なります)。
受講後の実践例
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研究授業(中1雅楽「越天楽」)と授業研究会を実施し、管内の音楽担当教員に雅楽の授業構想及び展開について提案。
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実技講習会の冒頭にて伝統音楽指導者研修会の報告を行い、実技講習を授業づくりに生かすアイデア等を発表。
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教科指導員として、各種研修の中で伝統音楽指導者研修会での学びを踏まえた指導・助言の実施。
研修後、全国の指導現場や研究会で活かされています!
2.芸術系教科等担当教員等全国研修会
芸術系教科等担当教員等に対し、学習指導要領の趣旨を踏まえた理論研修・実践研修を実施し、指導方法や評価方法等の工夫改善等につなげ、初等中等教育の芸術系教科等における指導の充実に資することを目的として実施しています。
令和7年度は【第1回】9月29日~10月3日、【第2回】12月8日~12日に、合計33分科会を開催し、635名(第1回:318名、第2回:317名)の教員等が受講しました。令和7年度の実施内容については、「令和7年度パンフレット」裏面に掲載していますので、ご覧ください(分科会数やテーマ等は年度毎に異なります)。
令和7年度は【第1回】9月29日~10月3日、【第2回】12月8日~12日に、合計33分科会を開催し、635名(第1回:318名、第2回:317名)の教員等が受講しました。令和7年度の実施内容については、「令和7年度パンフレット」裏面に掲載していますので、ご覧ください(分科会数やテーマ等は年度毎に異なります)。
各教科の分科会実施風景
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小学校音楽科
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小学校図画工作科
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中学校音楽、
高等学校芸術科(音楽) -
中学校美術、
高等学校芸術科(美術) -
中学校美術、
高等学校芸術科(工芸) -
高等学校芸術科(書道)
受講後の実践例
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実際の音楽の授業(小5)で活用した結果、ウェルビーイング能力も向上させながら、楽しく学んでいる姿を見ることができた。子どもたちが以前よりも生き生きと学習に臨むようになった。
(小学校教諭) -
参加するまでは、即興的な音楽づくりの授業をするのに少し抵抗があったのですが、研修で自分自身が表現できるようになったことで、楽しく授業できるようになりました。研修後に同じ楽器を購入し活用するようになりました。
(小学校教諭) -
研修会で学んだことは地域の研修や指導案検討の際の具体的なエピソードとしても活用しました。またフィールドワークの際に他の先生方と話しをしたことは実際の子どもの姿などを考える際のヒントにもなりました。
(指導主事)
研修後、全国の指導現場や研究会で活かされています!
受講者の声
1.伝統音楽指導者研修会
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実技コース受講者2日間という短い期間の中で、楽器の特徴や歴史、実際の演奏と充実した研修をさせて頂きました。三味線の初級で本当に1からだったのですが、先生や学生の方のご指導で、思った以上に弾けるようになり、とても嬉しかったです。この学びの喜びを、学校でも子どもたちに伝えていきたいと思います。
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実技コース受講者様々な奏法を体験でき、今まで理解しきれていなかったことを学ぶことができました。これまでは教科書で扱う奏法も技術が追い付かず実演できていないものもありましたが、今回教えていただいた技術をしっかりと身につけて実演していきたいと思います。
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授業実践コース受講者実際に様々な校種の先生方の模擬授業を拝見し、一緒に指導案を作成させていただくことができ、つまずいていることや発達段階でつなげていけそうなことを考える貴重な機会をつくることができてとても良かったです。
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授業実践コース受講者鑑賞会で実演を聴かせていただき、日本古来の楽器の持つ音色の美しさを感じ取るだけでなく、余韻や間の美しさ、贅沢さを存分に体感でき、贅沢で素敵すぎるひとときでした。感じること、考えること、学ぶことの多かった鑑賞会でした。
実技コースあるいは授業実践コースの
内容はいかがでしたか?
内容はいかがでしたか?
N=144

2.芸術系教科等担当教員等全国研修会
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自分の指導の幅せまさを感じ、それを広げたいと感じ、参加を希望しました。県外の音楽の先生方と情報交換できる貴重な機会であることも、(参加)理由の一つです。
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(教科調査官による)学習指導要領の解説を通して、指導の「目的」と「評価基準」がより明確になり、授業設計の意識が深まりました。
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研修機会や実践例が少ない高学年の造形遊びについて、大学というフィールドと良質の材料を使って、学習活動の本質に体験を通して迫れたことはよかったです。
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1日の研修でしたが、理論と実技の両方について多くのことを学ぶことができ、自らの視野が広がるとともに、授業づくりや指導方法を見直すきっかけとなりました。
今後の授業実践に活かし、生徒の学びの充実につなげていきたいと考えています。
学習指導要領について
理解は深まりましたか?
理解は深まりましたか?
N=476

よくある質問
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受講を希望する場合、どこから応募すればいいですか?本研修会の受講者は、教育委員会等から推薦を受けた方の中から決定します。
研修の「開催通知」は教育委員会等を通じて発出されますので、詳細をご確認のうえ、所属する教育委員会等の管轄部署を通じてお申し込みください。 -
研修会はどこで開催されますか?伝統音楽指導者研修会は都内、芸術系教科等担当教員等全国研修会は全国の芸術系大学にて開催予定です。
具体的な開催場所は、教育委員会等を通して発出される「開催通知」でご確認ください。 -
研修会はいつ開催されますか?開催時期は、年度ごとに関係各所と調整のうえ決定します。
日程の詳細は、教育委員会等を通して発出する「開催通知」にてご案内いたします。 -
参加費用はかかりますか?本研修会の参加費用は無料です。
※旅費については、所属する教育委員会等の方針に従ってご対応ください。
問合わせ窓口
令和7年度「学校における文化芸術鑑賞・体験推進事業(芸術教育における芸術担当教育等研修事業)」事務局
アデコ株式会社
〒163-0521 東京都新宿区西新宿1-26-2 新宿野村ビル21階
電話:03-4563-5477 (受付時間:平日10時~17時)
※本事業の事務局は文化庁より委託を受け、アデコ株式会社が運営しています。(令和7年度)